人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おおさかふれくとごん

大阪の町歩き。新旧のビルを見て回りました。

まずは、中央大通りに1km横たわる、「船場センタービル」から。
戦後、堀を埋め立てて作った大通りに高速道路を通すため、ビルを一緒に作っちゃったという建築物。東京銀座にも「東京高速道路」というのがあるけど、こちらの方が大々的です。大通りの真ん中だしね。003.gif
おおさかふれくとごん_d0147406_1517225.jpg


このように南北の通りに分けられて、10棟のビルが続きます。1970年竣工。地下2階、地上4階建て。上は高速道路、下は地下鉄が走ってます。
おおさかふれくとごん_d0147406_1517250.jpg


例えば、御堂筋なんかは流石に上空をビルでつなぎませんが、小さな通りは2、3階も繋いじゃいます。
おおさかふれくとごん_d0147406_1517380.jpg


中に入ってみましょう。
場所にもよりますが、地下1-1-2階は物販店舗、3-4階は事務所、地下2階は飲食店と駅コンコース。001.gif

物販店舗街。
おおさかふれくとごん_d0147406_1517475.jpg

飲食店舗街。
おおさかふれくとごん_d0147406_1517621.jpg

駅コンコース。
おおさかふれくとごん_d0147406_1517614.jpg


さて、ここからが面白い。
3、4階の事務所は廊下が延々続いてる。300mとか。
そう、道をまたいでいるからです。
そして、東へ進むほど廊下が徐々にレベルが上がっていく。
大阪は上町台地がもっとも高いんだけど、そっちへ向かって街の地盤が上がってることがわかるのです。005.gif
おおさかふれくとごん_d0147406_151777.jpg


東から1号館〜西の端が10号館。
現在、1号館から徐々に外装リニューアルが進行しています。
おおさかふれくとごん_d0147406_1662560.jpg


御堂筋本町にある御堂筋ダイビル(旧東洋工業大阪支社ビル)。先日、ビルマニアカフェの人が紹介してた建物。
外も中もオールステンレス窓は当時の鉄道用サッシュメーカーが建材に進出したものだそうで、角Rサッシュです。
おおさかふれくとごん_d0147406_1662422.jpg


今回、この建物を見たくて大阪に滞在しました。ダイビル本館。
おおさかふれくとごん_d0147406_1662522.jpg


昨年、建て替え工事が完了。旧建物を再現しているというので、その出来栄えを見たかった。
おおさかふれくとごん_d0147406_1662659.jpg


タイルはスクラッチタイル。レンガと言っているけど、レンガタイルということでしょう。しかし、旧材と新材の見分けがつかない。
おおさかふれくとごん_d0147406_1662891.jpg


裏に回ると、「裏は違うよ」と言わんばかりに透かして積んでおります。出隅で切り替えているけど、左右のタイルの表情が全く同じ。???
こんなに新材を旧材に近づけることはできないと思われるんですが、うーむ。
おおさかふれくとごん_d0147406_1662955.jpg


彫刻された石も新旧が判別できない。割れてもいない。こんなに綺麗に採取できるかなぁ、下まで。うーむ。
おおさかふれくとごん_d0147406_1663012.jpg


タイル、石とも、再現材がほとんどだと言われればうなずけるんですが、西面北面の95%を再利用したと言われると、ちょっと信じられないのです。
おおさかふれくとごん_d0147406_1663189.jpg


中も、郵便箱はそうだろうけど、床のタイルも本物だと言われると、うーむ。
おおさかふれくとごん_d0147406_16631100.jpg


本物かどうかは、実は大事なんだけど、現実的に見る建物としては、全体の出来栄えの方が重要です。そういう意味では本当によくできていると思います。伸縮系の目地も目立ってないし。
おおさかふれくとごん_d0147406_1663269.jpg


隣のフェスティバルタワーも見てきました。構造切り替え階が面白かった。
おおさかふれくとごん_d0147406_1663314.jpg


そして、最後に北ヤード=グランフロント大阪。前日の奈良での雪中行軍もあいまって、クタクタです。もう東京へ帰ろ020.gif
おおさかふれくとごん_d0147406_1663482.jpg

by marunouchi_no1 | 2014-02-15 14:56  

<< やちまた駅前ショッピングモール 深夜入り 奈良ホテル >>