海界の村を歩く 瀬戸内海 平郡島(山口県柳井市)

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昨晩遅く、羽田空港→山口宇部空港→新山口→徳山の経路で徳山駅前のビジネスホテルに着きました。新山口では、前回の萩諸島紀行で見つけた割烹料理屋「若新」で美味いお魚を食す予定でしたが、飛行機が30分遅れて閉店時間に間に合わず、しょうがないので駅下の海鮮居酒屋に入ったら超不味く、徳山ビジネスホテルでは喫煙ルームしかなく超タバコ臭い(≧∇≦)。幸先の悪い旅のスタートです。
↓徳山駅前は工業都市らしくビジネス旅館と飲食店が集まっています。歩けばきっと昭和戦後の町並みが見られるでしょう。
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徳山→柳井港
清々しい瀬戸内の朝です。
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今日渡る島は平郡島、「へいぐんとう」と読みます。山口県柳井市の南約20km、瀬戸内海伊予灘に浮かぶ細長い島。島のほとんどが山で、斜面が海に落ちる断崖ばかりですが、西と東の二箇所に平らな地形があって集落が形成されています。
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船は平郡東を早朝に出て西を経由し柳井港との間を2往復、夕方島に戻ります。したがって、島から本土へ何かの用事で出かけるには便利な運行なのですが、本土から島に渡る場合は、島に10時代台着14時台発となり、東西間を持ち込んだ車で移動しないのであれば、島に宿泊しないと二つの集落を歩けません。私は平郡西に宿をとりました。
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10:10平郡東着。3時間50分たっぷりあります。船の甲板から眺める集落は、海岸線に沿った平地に長く広がっています。
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集落の東端まで行ってから、全ての道をジグザグに西端まで歩きます。海岸から路地状に入っていく道。排水側溝を兼ねている。
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海側に付属屋や下屋を配置し石塀を積む家が目立ちます。海側からの潮風に耐える造りなのでしょうか。
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その特徴は、集落の中に入っていっても現れます。
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平郡東の浦地区の真ん中辺り、神社への参道周辺に大きな屋敷が集まっていました。外周を主屋と付属屋によって囲み中庭から採光を取り入れる屋敷構え。一部に石垣石塀を積んだ蔵があります。台風や高潮から守るためでしょうか。
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家屋で外周を囲う屋敷構え。したがって通りに面しては開口の少ない黒板壁の町並みとなります。
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瀬戸内にしては高い防波堤。金物が水平に取り付いていて、影が面白い形になっていました。
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羽仁地区の町並み。比較的大きく立派な家が多い。この民家は漆喰塗りでコーナー部に石が積まれていました。
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羽仁地区の海岸線の町並み。海側は石壁ではなく、開口のない板壁で完全防御といった構えです。
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平郡東は思ってた以上に広く2時間を要しました。それでもフェリー乗り場で50分時間を潰さなければなりません。待合室の漫画本の中に「頭文字D」があった!藤原拓海VS高橋涼介のところを読み終える前に船が来てしまいました。
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平郡西、地元では西浦と呼ばれています。今宵の宿「小林旅館」にまず行って荷物を置き身軽になる。旅館の今年88歳になるというお母さんが「暑いから麦藁貸してあげる」、ありがとうございます。
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西は海岸線の石垣が高く積まれていてそこには建物がなく畑になってる。なんでかなぁ。
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一番端の山に登っていく車道から俯瞰を撮りました。
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海岸線に平行の道が二本〜三本。直交する通りは等間隔に串刺ししてる。屋敷の入り口は基本的に直交する通りにある。よほど強風を嫌っているのでしょう。
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換気口が大きく付けられていた背の高い蔵が幾つか見られる。葉タバコの乾燥に使っていたそうです。
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ここでも囲まれた屋敷構え
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小林旅館も囲んだ中庭形式でした。古い建物ですが、清潔できちんとした応対、いい宿です。
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よく歩いた後のビールとご馳走、最高です。
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平郡島いい島だった。もう来ることないだろうな。
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by marunouchi_no1 | 2015-09-19 08:19 | 山口県  

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