海界の村を歩く 奄美大島1
奄美大島は去年歩く予定でしたが、大水害の直後で断念しました。まだその傷跡も残っているとは思いますが、念願の奄美探訪を開始します。
外は寒波襲来で依然、強風がやみません。
名瀬の南、大和村にやってきました。大和浜の集落から離れた川沿いに高床式倉庫=高倉が群をなして残っている。ずっとここに来たかった場所なんだが、「あれここかぁ」ってな場所でした。道路脇。

集落は火災の危険があるので、倉を離して群で建てたそうです。対馬の倉もそういう形態だったなぁ(長崎県対馬のデータベース参照)

大和村の一番端の今里。サンゴ礁の岩の石垣集落です。海に直接面しているから、風が強いんでしょうね。高倉は昔あったそうですが(群倉形式ではない)、今は取り壊されたそうです。

奄美大島の南部はリアス式海岸。焼内湾に面する宇検集落。今里からここまでの道は険しかったぁ。山越えして下ったところにあります。
あった~、高倉を改造したダチョウ倉!?。そう、茅葺屋根を落として低くしたもんだから、ダチョウみたいなのです。

ここにも別形式のがあった。八丈島でも同様の現象を見たぞ。

可愛い

焼内湾の最奥にある湯湾集落で

太平洋側の東海岸を上がります。こちらはさらに山がけわしく、尾根筋の県道から一つ一つおりて行って集落を訪ねなければなりません。
嘉徳という隔絶された集落。なんと元ちとせの出身地だって。

集落の入口にあったマスコット?!

ほんとどこでも花が綺麗です

マングローブの原生林

奄美一の繁華街へ繰り出しました。
島唄が聞けるライブハウスや居酒屋へでもと思いましたが全部休み、、、文化会館で島の紅白歌合戦をやってるそうな。歌い手さんは当然そこへ出場してるのね。
郷土料理のお店。島料理と黒糖焼酎がどんどん出てくる。定額です。お料理は沖縄に似てる。そういえば、言葉も似てる(口語はわからんから文語ね)。同じなんですね、奄美も沖縄も。江戸時代、方や薩摩で方や琉球だっただけ。
豚肉の塩っけと野菜のあっさりが絶妙な組み合わせです。

焼酎も美味しくいただきました。

by marunouchi_no1 | 2011-12-25 05:44 | 鹿児島県