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にっぽん集落町並み縦走紀行 第8日

第8日は本州最西端の駅からスタートです。山陽本線下関7:52発新山口行き。ほぼ一時間揺られます。新山口はかつて小郡という名前でしたね。
ところで車内に何人か鉄ちゃんがいる。青春18切符?俺は違うぞ。
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山口市内を抜け、萩往還を走ります。ところどころに石畳を敷いた古道が残ってる。そして山中の平場にある市場町佐々並。最も最近、国の重伝建に指定された。いままで知らなんだが、それほど小さかった。
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茅葺トタンカバーの古民家もあり。
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慶応年間に大火があって、その後の町並み出そうだ。
これから整備されて萩観光ルートに乗っかって観光客も立ち寄る様になるのでしょう。
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萩往還を走り明木という集落に入る。ここも赤い瓦で白壁、ん?見たことある下見板張りの建物が、、、ここ歩いたことあるかも。わがDataBase調べたらちゃんとありました。物忘れも甚だしい、呆れます。

萩は通り過ぎて日本海に出て西へ進みます。黒崎という半島の付け根西側に三見という漁村があるので試しに行ってみました。何ら情報なしですが、これが見応えがある。古い家ではないですが、漁業が盛んだったのでしょう、立派な造りの家々が多いのです。瓦の色は萩らしく黒。発見の集落といっていいでしょう。
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気を良くして海岸線のワインディングを快調に走ると、黒だったさん三見とは対象的なオレンジ集落が現れた。これが明石集落か。わがDataBaseに挙げていながら、場所が特定できないでいました。オレンジ瓦と板壁の民家が集まっている。
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円弧状の等高線に沿った田んぼのラインに合わせているかの様に家々も円弧つながりしています。
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発見の集落に時間を取られてしまいました。長門市三隅はパスしましょ。

青海島を西側から臨む黄波戸という漁村に14:30。割と大きいし見所も多そうだ。漁協にクルマを停めて端っこから歩きます。
いわゆるクルマの入れない漁村。端っこは密集系漁村の様相でしたが、白い漆喰の商家や寺が出てきたのでこの辺が中心かな。醤油蔵、庄屋の屋敷、昔立派な歯医者さんのあった石垣屋敷地などなど、これはすごそうです。
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写真を撮ってたら、おばちゃんが話しかけてきた。村の歴史を伺う。この中心部のならんだ大きな屋敷はみな上野姓だそうだ。庄屋が本家だと。最後おばちゃんに饅頭二個もらっちゃいました。
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石段を上がると寺があって、集落を俯瞰できます。
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第8日最後の訪問地、俵山温泉街。数年前、時間がなくなってしょうがなくパスせざるを得なかった町並みだけに、三隅をやり過ごしてでも行きたかった。
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いいですねぇ。街も大きく、黒川温泉の様に観光客に迎合せず、ザ湯治場っていう感じ。
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お見事です。これて良かった。
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新幹線乗り遅れたら大変だから、急いで新山口駅へ飛ばします。でも急ぎすぎて1:30早い。まぁ、早いに越したことはなし。

広島駅で下車。次回の出発地だからです。
にっぽん集落町並み縦走紀行第8日終わり。

by marunouchi_no1 | 2012-03-20 07:47 | 山口県  

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