にっぽん集落町並み縦走紀行 第29日

今日は戦災のない仙台を歩きます。画像は戦災地図。黒い帯が南から北へ向かってるのが旧奥州街道。赤い範囲が戦災エリアなので、戦災にあっていない黒い町を南から歩きます。

旧奥州街道の南材木町。仙台の南のエッジは戦災を免れたけれど、その後二度の震災を受けて古い町並みは激減したといいます。それでもここは仙台では貴重な一角です。


町家を眺めていたら、家の方が出てきて声かけてくれた。立派な家の内部を見せていただきました。しかし、3/11の傷跡はたくさん。修復もできずご苦労されているとのことでした。

更に歩いていくと酒屋が残ってた。表の屋根の瓦は落ちたままです。

東北学院大学。地場の凝灰岩でできています。凝灰岩は柔らかくもろいので、
かなり風化が進んでいます。

ギリギリのところで戦災を免れた古い銭湯。

そして、東北大学片平キャンパスも戦災にはあっていません。でもやはり震災の傷跡が、、、

宮城のスレートを使った建物があった。

ずーっと北西へ移動して、東北大学川内キャンパスへ。百年記念川内萩ホール。

広瀬川の大橋渡って再度中心市街へ。戦災復興記念館の資料展示を拝見。良くわかりました。
そして、その近くにある戦災真っ只中で残っている貴重な建物。

こちらは戦後バラック系の横丁。見事です。

こういうのは全国で見ていますが、仙台のこの「いろは横丁」は、今時の店もあり良いです。

いろは横丁の共同井戸。

晩飯はおなじみの牛タン。そのあと、旧奥州街道である国分町通りを北へ歩きます。時折、石蔵とかあるものの戦災を受けているので戦前の建物はほとんど無し。ところが、戦災地域を外れたとたんに現れ始めた。うーむ、やっぱり都市のエッジは必ず歩かないといけまんね。

by marunouchi_no1 | 2012-09-22 05:42 | 宮城県