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にっぽん集落町並み縦走紀行 第30日

杜の都出発。第30日です。
今日は東日本大震災で被害を受けてしまった、三陸海岸南部の町並みを歩きます。
新幹線で一関へ移動。レンタカーを借りて、まずは胆沢扇状地の散居村から。一望できる場所をようやく探し当てることができました。
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さぁ太平洋岸へ向かいましょう。途中、店蔵や座敷蔵が特徴の町並みを再チェック。猿沢。
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摺沢。バボちゃんは健在。一部の蔵に地震で海鼠壁が剥がれた後パネルの腰巻きが新調されていましたが、全般に3/11の被害はなくすべて健在でした。
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胆沢から二時間弱、ついに気仙沼にやってきた。山から入っていくと、町は変わっていない。しかし空き地が目立ち始めたかと思うと、、、
その光景を見て涙が溢れてきました。

港は大島への渡船が営業していた。そして、港の建物の無き場所に復興屋台村があって賑わっていた。そこで海鮮丼をいただきました。
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港から一皮の街区は壊滅的でした。しかし、歴史的建造物だった建物は頭だけが大切に保管されていました。それも何棟も。上の画像はかつての町並み。
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そして、二皮めの商店街は空き地が目立つもののおおかた大丈夫だった。
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みんな歴史をつなごうとしている。
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失ったものは沢山だけど、必ずまた街は復興する。歴史を継ぎながら。そして店を営業している地元の人々は前向きに頑張っているようでした。
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気仙沼では以前動画を撮影した場所で、再撮しました。街を離れ陸前高田に向かいます。途中、陸に乗り上げたでっかい船が残されていた。恐ろしい津波の記憶となるでしょう。
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コーナーを曲がると陸前高田の町が見えてきます。が、全く何もない。
古い町並みのあった今泉地区はコンクリートの建物と高台にかろうじて残った数棟の民家、寺社以外、全く何も残っていないのです。

八木澤酒造の以前
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現在
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陸前高田の市街地も中心にあった建物が数棟あるだけで、広大な平地に何にもない。ショックでした。しかし、背後の斜面を登って行くと、何事もなかったように住宅街があった。
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被災地を訪れるべきかいなか。色んな議論があるでしょう。でも、私は同じ日本人としてこの地に行ってしっかりみるべきだと思いました。脳裏に焼き付けるべきだと思います。
そして、日本人みんなが、我が身のこととしてこの地の復興のことを思い、それぞれがそれぞれに力をかすことができればと思います。

次回は、三陸地方のさらに北を歩きます。
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by marunouchi_no1 | 2012-09-23 06:31 | 岩手県  

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