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にっぽん集落町並み縦走紀行 第34日

第34日前夜、函館に入りました。昨晩はねむれませんでした。最終章とあって緊張しているのでしょう。第33日にこの場所を離れてから一ヶ月半が経ちました。まだカーディガンを羽織る程度だったのが、今日は防寒着。本格的な冬が始まっています。
これから長万部へ向かいます。
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長万部は18歳、初めて北海道に足を踏み入れた日に泊まった街です。清水屋旅館とか言ったかな。線路脇だった記憶がかすかにあります。翌日、函館本線の客車車両の鈍行に乗って倶知安方面に向かったのでした。列車からの車窓風景は広々とした牧場。北海道に来たんだなぁと感動しました。
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長万部駅前。当時の記憶にはありません。北海道らしいあっけらかんとした町並み。特に目を引く建物はないし寂しいけれど、なぜかこころがポカポカ暖かくなる。不思議な気持ち。

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跨線橋から北を見ます。右側まっすぐが室蘭本線で苫小牧方面、左が函館本線で倶知安方面です。長万部は重要な乗り換え駅だった。

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データベース、削除しようかどうしようか、悩んで歩いていたら、駅前に飲屋街があり、写真の古民家を発見。かろうじて削除を免れました。
雪が降ってきました。

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苫小牧からクルマを借ります。白老ポロトコタン。アイヌ民族博物館です。ここも18歳以来。チセというアイヌ伝統住居が復元されています。

国の無形文化財にもなっている古舞踊他を見学しました。その音楽を覚えていて、心に染み渡りました。懐かしいです。

苫小牧を通り越して日高地方へ走ります。一般道が整備されている北海道でも高速道路がずいぶん延びました。鵡川まで高速道路ができていて、二風谷へも短い時間で移動できます。

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ここもアイヌコタンの一つだったところ。北海道に残した最重要集落で、今回のメインディッシュです。チセはすべて復原ですが、10棟もあって本場の集落のようです。
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アイヌの伝統的な住居チセというのは入口こそ風除室になってはいるものの何と一室なのです。

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高床式倉庫も復原されていました。ところで、アイヌ民族というのは何処と無く琉球に近く思えてなりません。顔立ちとか似ているように思います。

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苫小牧駅にて。鉄道の旅というのは、やはりいいですね。旅の原点です。札幌へ向かいます。

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札幌着いたら路面が雪で凍結状態。ズックが全然グリップしません。気をつけてあるかないとすってんころりんです。夜の町を徘徊しようと思ったけど、遠出はできません。札幌駅近くの美味しいラーメン屋を調べてやってきた。

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こってり味噌ラーメン‼美味しかったですよ。

by marunouchi_no1 | 2012-11-23 07:17  

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