2013 歩き初め
そしてその後、まだ歩いたことのない宇都宮市内を非戦災地区中心に歩きました。
宇都宮の非戦災地区は、この戦災都市地図の赤ハッチのエリアで、ほぼ東武宇都宮駅からJR宇都宮駅の間のエリアが戦災にあっていることがわかります。黄色の場所が今回歩いたエリア。

まず、市内から日光へ向かう街道沿いの「清住町」から。ここは、本日日光から非戦災エリアに近づいていくときに通った道で、「おおっ、比較的あるじゃない」ということで歩きました。後で確認したら直ぐ近くまで戦災エリアが来ている場所でしたね。街道沿いの400mくらいの範囲で関東名物の店蔵や出桁造りが何棟も残っています。どちらも隣地側の側壁は防火のために大谷石でできているのが宇都宮ならでは。蔵も大谷石蔵が多いです。

清住町のすぐそばにある泉町通り(清野町)は、宇都宮きっての歓楽街(スナック街)。町のほとんどは戦災エリアですので、町並みは戦後です。

泉町通りの、戦災エリアのエッジを越えたところにしっかりと店蔵が残っていました。


次に、非戦災エリアにいい町並みは残ってやしないかとローラー作戦。道路の拡幅が進んで、古い町並みは消えてしまったのか。と、クルマを流していると六道という場所にとてつもなくいい町並みが残ってるではないですか。みごとに連なる豪商の町並み。

もうチョイ近づいて

こんな場所が宇都宮にあったんだ。☆3っつは堅いぞ。

一番の大屋敷の側面。大谷石蔵が並んでいる。

JR宇都宮駅周辺へ移動。ここは旧篠原家住宅(重文)。ほんとJR宇都宮駅のすぐそばで、ビルの間に建っているようなシチュエーションです。でも戦災エリア真っ只中なのになんでこの家だけ残ったのか、不思議です。


側面の大谷石張り。目地を漆喰で固めています。この商家は黒漆喰で固めておりグラフィカルでとてもきれいでした。

駅前の餃子屋さんで遅めの昼食です。帰りの東北道は帰省客で混み始めていました。

by marunouchi_no1 | 2013-01-03 21:49 | 栃木県