海界の村 伊予里島紀行

まずは中島大浦の港町から開始。かつては風待ち潮待ち港だったとか。


この島、商店の前にだけアーケードがかかってるという特徴がある。

島内バスに乗って神浦へ。うーむ、大浦より小さな集落。ここで一時間半かぁ。みかん栽培農家の集落です。


ある家の裏に玉ねぎが吊るされてた。

この集落に唯一のガソリンスタンド。郵便局を兼ねている雑貨屋さんが経営してます。店内にはプラグも売ってた。

農作業の伝言板?

可愛いワンちゃんが居たよ


中島神浦港からフェリーに乗って津和地島を目指します。最初はデッキに出ていたけど、寒いんで船内の雑魚寝部屋に入った。するとスヤスヤ寝てしまい、気がついたら怒和島の元怒和港町に停泊している。ヤバイ!飛び起きて階段を駆け下りると今まさに渡し床をあげようとしてる!待ったぁ!と叫びギリギリ降りられた。のはいいのですが、津和地島を寝過ごしてしまいました。気を取り直して元怒和を歩きます。

いきなり長屋門を構え屋敷を囲った家々が現れた。

集落としては車が入れない密集系漁村の形式ですが、生業は蜜柑栽培です。蜜柑栽培で経済的にかなり潤ったらしい。

ほっそ〜い路地だけどメインストリート。雑貨を置く萬屋さんが店を構えていた。そこを過ぎると舟板の民家。

道がいくら細くても長屋門を構えています。

ここはかなり町並み度が高いですね。今まで知られていなかったけど凄い^_^
これだから島旅はやめられない。

元怒和港の桟橋にて。

時刻表を開いて再検討。二神島を諦めれば津和地島に行けます。良かったぁ。時間があるんで、怒和島の裏側にある上怒和集落を挟みます。ところがこれもヒット!

集落のオバやんに聞いたら、上怒和の方が元怒和より一人当たりの蜜柑畑面積が大きく裕福だそうな。確かに家が立派である。


密集系集落はやはり面白い。

段々畑もお見事!

里島紀行最後の島は津和地島。二神島はさっき寝過ごしたせいで今回は行けません。デスが、怒和島の二つの集落が見えたからイイか。

この島の集落は、海岸線に沿った一直線の二枚下ろしで、すごく長い。2kmくらいあるかなぁ。ここも長屋門形式ですが、怒和島より素朴で小さい。


それは、蜜柑栽培があまり盛んではないこと。漁業の方が主なんでしょう。
海側に長屋門があって中庭はさんで主屋があるというのが基本形。

この家だけはひときわ高かった。他はボロボロの廃屋が多い。生業が乏しく過疎化が進んでいるようです。同じエリアの島でこれほどのグレード差が見られるのは驚きです。

ふぅ、、、終わったぁ。高速艇で松山市高浜港へ戻る。

朝飯食べず島に渡ったものだから、食事どころなく腹ペコ。アイスクリームで繋いだ。やっと昼ごはんです。松山市大手町の天領ラーメンにて。
一人打ち上げだい!

オマケ:そういえば、伊予鉄道の大手町駅のところ、市電と直交交差している珍しいものでした。

by marunouchi_no1 | 2013-06-10 09:45