ぶらり深川


外装に銅板で内部空間がこれですから、震災後の戦前だと思ったら、昭和29年だと

そう、深川はことごとく戦災で焼けてしまったエリアですので、木造が残っている訳ないのに、、、
ネットで調べたら、戦前を意識した作りにしたそうです。
こりゃ昼間を確認しないと気が済まない!
ということで、再び森下へ出かけました。
ふむふむなるほど、戦後じゃわい


ということで、深川界隈を探訪です。
みの家の周りは、戦後系の看板建築がちらほら。つまり純度の高い戦後の町並みと言えるでしょう。この建物はそれとは違いますが、窓の形に惹かれました。

南下すると、東西の森下商店街。

のらくろ?

そう、ここは戦前の漫画のらくろの作者、田河水泡のふるさとだそうです。
区民センターにのらくろミュージアムがあり、立ち寄りましたぁ


小名木川を渡ります。清洲橋通りに黄色いレトロアパートが見える!
清洲寮という名の民間アパートで、昭和8年だそうです。


玄関の段は小松石、ホールにはモザイクタイル、壁はスクラッチタイル。昭和初期でんなぁ。

さらに南下し、深川資料館通り商店街を歩く。この近くに建築史料収集家の鬼頭日出雄さんの家があって、かつて何度かお邪魔する際にこの商店街も気になっていました。

出世不動尊でお参り

すると、鬼頭さんの名前を見つけたぁ。かなり古い人だとは思っていましたが、、、


商店街の土産物屋さん

そして、清澄通りにぶつかると、、、
おおっ!今まで知ってはいてよく見ていなかったが、面白い建築群があった!

震災復興で造られたRC造長屋建築の通称「清澄長屋」。昭和3年だそうです。
そうか、清洲寮やこの清澄長屋、戦災地区の中にあって、戦渦を免れたんですね。

この断面よく見て下さい。元の建物と後年増築された建物とは明確にちがうのがわかるでしょう。

清澄長屋のお向かいのカフェでブレイク。わずか3時間程度の旅でしたが、面白かったです。

by marunouchi_no1 | 2014-03-08 17:14