海界の村を歩く 日本海 見島(山口県萩市)
2015/7/19。昨夜、台風11号が四国室戸岬に上陸しました。まっすぐ時速20kmで北上。もう無理かと諦めかけていましたが、午後には山陰を抜けなんとか交わすことができました。で、夜、宇部山口空港に着いた。
(新山口駅新幹線口近くの海鮮割烹 若新)
新山口駅前(旧小郡駅)で東萩駅行きのバスがやってきた。ん?これって路線バスでは、、、
萩まで1時間半弱、これなんだぁ。JRの特急バスはおそらく観光バス車両なのでしょうが、始発便はこれのようです。
小郡から萩まで、瀬戸内から日本海側へ行くわけで、それなりに山越えですが、これがまた丁寧に全て旧道をなぞって行く。日本海側が近いと言ってもねぇ。。。
萩バスセンターで下車。萩の町の東の真ん中あたりです。萩の古い町並みはすでに歩いていますので、商店街を港へ向かいます。ここはあるいなかったけど、昭和ですね。
東浜崎の旧遊郭。ここだけ歩いてなかった。
大きな料亭旅館が残っています。
旧遊郭の趣はこの旅館の周辺だけでした。その近くにスナックはありましたが、スナック街のレベルではなかった。
さて、国重伝建の浜崎町はスルーして、萩商港へ。
日本海の孤島では、東京から行くのには中々大変な場所です。
前置きが長くなりましたが、これから萩海運の「おにようず」で見島へ渡ります。
「おにようず」とは、見島で上げる大凧のこと
見島本村港へ入る船の上から集落を見ると、アンテナが設置されている高い鉄塔に驚かされます。離島であまり見たことのないもの。これは朝鮮半島に対する防衛の島であることの証。見島からは東京よりソウルの方が近いのです。
上の画像は港にある神社から眺めた古い漁港と本村の町並み。
萩商港から北北西約44km、高速艇で70分。面積約7.8km、人口1200人の島。暖流対馬海流の中にあるため、冬でも温暖で雪が積もりません。
古い漁港から一直線に見島神社へ向かう通り。
これが集落の中心軸で、大きな屋敷が並んでいます。
入母屋屋根は赤瓦が多く、萩の町と同じ黒瓦もみられ、軒をRで塗りあげた漆喰壁が旧家のスタイル。
以外の家屋は基本的に板張りです。
郵便局の後ろにそびえる鉄塔
見島神社から眺める
漁村にしては一軒一軒がゆったりしてる。農業も盛んですし、見島牛の放牧も行われてる。
ランチができる店は一軒だけ。宇津港には店はないそうですから、ここで食べましょう。
お墓は一つ一つ石積みで囲まれていました。近くの浜辺にジーコンボ古墳群という場所があって、そこも石積みでした。
見島にはもう一つ集落があります。本村の北東にある宇津集落。行きは船で帰りは歩くことにしました。
本村に比べるとかなり小さいです。湾に沿った漁村集落。
民宿はこっちの方が多い印象です。赤瓦の集落。
さぁて、戻ろうか。もう船便は無いので歩くしかない。4km〜5kmです。雲はどんどん少なくなって、日差しがキツイ。気温が低く風があるのが助かります。木陰で涼しい。
見島は漁村でもあるけど農村でもある。田園が美しい。
そして、牛の放牧までしてる。見島牛は朝鮮からやってきて、血が混ざらない状態で今に至っている種だそうです。見島牛放牧地まで頑張って山上った、、、んだけど一頭しかいなかったぁ。
本村に戻りました。よく歩いたぁ。脚痛いです。
今や現役は珍しいタバコショーウインド。
16:00、本村の赤崎旅館にインしてのびてます。釣好き俳優M方Hき氏の定宿という。
風呂入ってディナー。素晴らしいお料理でした。
朝の見島本村。活気のある離島でした。
by marunouchi_no1 | 2015-07-17 18:51 | 山口県