海界の村を歩く 東シナ海 粟国島(沖縄県)
粟国島は那覇市から約60kmの東シナ海に浮かぶ島。かつて粟の産地として知られており名前の由来ともなっています。
昨日は悪天候で船が欠航したようですが、今日は回復してラッキー。でも、「今日は揺れたね」と島の人が言うほど、海は荒れていました。
1945年の沖縄戦で、米軍の上陸地となったため、島は90人の犠牲者を出す惨事となりました。古い家はありませんが、珊瑚礁の石積みとフクギの屋敷林がたくさん残っており、かつての集落の大きさを感じます。
沖縄戦線の傷跡でしょうか、赤瓦をのせた木造民家は他の島と比較して少ない。
石塀も崩れたもの多い印象です。悲しい歴史です。
加工した琉球石灰岩の石塀の屋敷もありました。フクギも見事です。
セメント瓦の木造民家。セメント瓦をこれだけ綺麗に使っているのもの沖縄の集落の特徴でしょう。
一方、戦後のRC造民家を多く見ることができます。もう50年以上経っているのですから、歴史的建造物といっていいでしょう。庇が薄くて綺麗です。
RCなのに木造の伝統的な民家と違和感がないと思うのは私だけでしょうか。
集会所が集落のあちこちにありました。でも無住や空き地が多い。
商店までトラクターでお買い物。
沖縄の島はどこへ行っても子供が元気に走り回っています。この島で中学まで過ごした後は、家を離れて暮らさなければなりません。
粟国島は製塩でも知られています。
丘の上の中心集落から港へ戻る。
港近くの集落。こっちの方が新しいかな。
船が着いて再度本島へ向けて出航するまでの一時間半の島歩きでした。往復で4時間半ですが、、、
空港食堂で、ポークたまごそば
次の沖縄の旅は今年暮れに予定しております。本島から300km離れた南大東島です。
by marunouchi_no1 | 2016-02-21 16:50 | 沖縄県