海界の村を歩く 太平洋 鳥羽諸島 菅島(三重県)
いらかぐみ2016/伊勢オフ会の後、三度目の鳥羽佐田浜フェリーターミナルにやってきました。鳥羽諸島の四つの島、五つの集落を去年から歩いてきましたが、いよいよ残りの一つ、菅島です。
《菅島》
鳥羽港の東0.8km、標高237mの大山を中心とした東西に長い島。大半が山地で、家屋は島の北側一カ所に集中する。弥生式土器や須恵器が出土、『吾妻鏡』や『神鳳抄』にも島の名がみえる。漁業就業者が約40%、旅館・民宿などの観光業約40%となっている。水産業は沿岸小規模漁業で一本釣りや海女漁、冬期にはノリ・ワカメ養殖が主となる。洋式灯台の草分けと言える日本最古の菅島灯台や、海女が雌雄のアワビの初獲りを競う「しろんご祭」など、島の素朴さと自然景観、海の幸を求める観光客で通年賑わう。(シマダスより)
菅島は一つの集落。山がちのこの島では、集落は細長い主に二本の谷に集落が形成されています。
港に降り立つと丘の上に鉄筋コンクリート造の建物がそびえている。小中学校でしょうか。そして、何やら円筒形の塔がシンボリックについている。一体なんだろうか。
一番長い谷の集落から歩きます。
谷の真ん中に道があって、そこに家々が取り付くというオーソドックスなもの。
その一本道から奥深い敷地にアプローチするための細道。まぁ、普通やな。
特に目玉もなく、一番奥まで抜けてしまったぁ。これはボツかな
そこに「菅島灯台600m」の道標が。行ってみるか。ところが、結構キツイ尾根を越える。
あららカワイイ
菅島灯台は明治6年に建てられた日本で最も古いレンガ造灯台だそうです。海上交通の要衝だった伊勢湾の岩礁が多いエリアだそうで、早々に灯台が建設されたんだって。
今来た道を戻ります。所々に伊勢っぽい民家があることはある、が、、、
もう一本の谷を入っていく。
ふむふむ
いいんでないかい
下見板張りの民家が出てきた。こっちの谷の方が古そうだ。
主軸の通りから入る道はこういう感じ。でも奥の家も古そうだ。
そして、現れたぁ。伊勢地方の民家形態。これで、ボツを免れた!
急坂を登っていくと出たぁ
そそり立つ家だ!
反対側の斜面から見てもこんな感じ。スゲい
急斜面部の集落。駆け上がり方が、私好み。
よしよし、まとまった。ですが、星1個かなぁ。目玉がもうちょっとあればねぇ。
港に戻った。着いた時に見上げた小中学校の円形の塔の意味がわかりました。島のシンボル=菅島灯台だったんだぁ。
これにて、伊勢湾の島はコンプリートいたしました
by marunouchi_no1 | 2016-06-05 18:13 | 三重県