海界の村を歩く 太平洋 御蔵島(東京都)
海界の村を歩く 太平洋 御蔵島
東京の離島です!
金曜日の夜22:30、竹芝桟橋から伊豆諸島の三宅島、御蔵島を経由して八丈島へ向かう東海汽船さるびあ丸。この船で御蔵島まで7時間半。
出航しました。東京港はおそろしく凪です。全く波がない。
伊豆諸島は、東京に近い方から、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島。アンダーラインが未踏ですが、渡航難易度の高い(天候次第で帰れなくなるリスクの高い)青ヶ島を除く5島を今年攻める予定。まずは、御蔵島から。
御蔵島の集落は北側に一か所。かつて、三宅島から移り住んだのだそうで、故郷三宅島を眺められる位置に集落が形成されたと言われています。ただ、昔は南郷というもう一つの集落もあったそうですが、今は廃村になっています。
さるびあ丸の特二等寝台。雑魚寝の二等は避けて、特二等にしましたが、大して変わりません。
御蔵島に着きました。大勢の人が船をおります。釣り、マリンスポーツ、イルカウォッチングなどが人気。週末を過ごすにはいいですからね、離島は。何度も来てる人も居ました。
港桟橋から見た島。平地が皆無のスゲ〜山がちの島。
東京の南180kmの三宅島からさらに18km南の太平洋上に位置する、東西5km南北5.5kmのほぼ円形の島。周囲は高さ100m~480mにおよぶ断崖に囲まれ、海上からみるとお椀を伏せたような形をしている。クマザサに覆われた中央の御山(851m)をはじめ高峰が連なり、島全体が急峻な地形の山岳のようにみえる。御山に源を発し発砲に流れる水量豊富な河川は、水力発電に利用され、また「御蔵の減水」として商品化されている。「三島大明神縁起」によれば神の「御倉」とされた島といわれ、島名の由来となっている。
(「シマダス」より)
港から約60m登ると緩斜面上に集落があります。谷状の中に形成された集落の古い道を上ります。石垣があるので古いと判断。
下見板張りトタン屋根のカワイイ民家が建っています。おばぁさんに挨拶したら「早いねぇ、今着いたの。」全然訛りなし。いやっぱりここは東京なんだぁ。
庭先に、海岸から拾ってきた石を積んでつくった社が祀られていた。
振り返ると海の向こうには三宅島がドーンと居る。村の成り立ちにふむふむ納得。
谷の中に形成された集落。
かつての写真。茅葺民家がひな壇上に建っている。
これがごろた石(御蔵島観光資料館にて)。いろんな石の種類があるそうです。
すると、資料館にいた子供達が海を見て大騒ぎし始めた。
イルカの群れだ!この写真ではわかりませんが、凄い群れを見ることができました。
ごろた石の石垣や石畳
こんにちは
と島の子供達はちゃんと挨拶してくれる
保育園
集落の一番上にある稲根神社
まだ、船が出るまで3時間以上ある。公園のベンチでごろ寝。ウグイスがさえずり、涼しい風が気持ちいい。
島で唯一の食堂「美美庵」
島は間違いなく地物なので美味しい!
さぁ、三宅島に渡ろうか。
by marunouchi_no1 | 2016-06-11 09:33 | 東京都