海界の村を歩く 瀬戸内海 阿多田島(広島県)
(阿多田島の阿多田集落)
岩国港からタクシーで山陽本線を二駅分北上し、広島県大竹市の玖波の町を時間調整で歩きます。
何と無く見たことあるような。
後で自分のデータベース見直したら、玖波は既に歩いていました。しかし、普通ならわかるだろうに、、、耄碌してきてるんでしょうかね。
小方港の待合所です。ここで、いらかぐみの孫右衛門さんと合流です。彼は、広島在住で、今日一日中付き合ってくれる。一緒に阿多田島に渡ります。
大竹市の南東約8.5km、安芸の宮島に隣接する島。標高約200mの高山が最高点で平地が少なく、山林が多い。明治初期から海外移民が盛んな島で、特にハワイへの移民が多かった。近年ではハマチ、タイ、カキなどの養殖が盛んで、出荷量も増加しており、広島県内の養殖業のメッカとなっている。島の周囲には美しい砂浜や岩場が点在し、海水浴や釣りが楽しめる。(『シマダス』より)
阿多田島は、厳島のすぐ隣にある小さな島。大勢の釣り人が同じ船に乗っていましたが、阿多田港で降りたら迎えに来ていたバスに乗って、港の養殖釣り場に移動してました。島歩きの客は私らだけ。
漁村歩きの鉄則に従って、メインそうな道から入っていきます。蔵があるからそうでしょう。
港近くの起伏のないエリアに、比較的大きな屋敷が並んでいます。
海に近い家では、石塀がそのまま防波堤になっていました。
集落の奥へと入っていきます。あまり起伏ない感じ。
この蔵の左隣に扉があって、何の看板も無く「営業中」とだけ書いてある。島では大抵こういう感じ。島の人は皆知ってるから、いちいち店の名前や業種を表示しないのです。
さて、何の店でしょうか。広島の住宅地で良くあるお好み焼き屋さんか、それとも比較的大きければどんな集落にもある理髪店か?そっと扉を開けて覗いたら、、、理髪店でした。
この島も石材には苦労していない様子。
通路を確保して二階はできるだけ広く!
かな
斜面に上って集落を振り返る。つまり細長い谷の中にすっぽり埋まっているんだな。左側の緑は港へ向かって伸びる尾根で、先端に神社が建っていました。
神社のある尾根の右側の集落に入っていきます。
こっちも海に近い平らなところに比較的大きな屋敷がある。
そして、こちらは谷を囲む斜面にも集落が広がっていました。
しかし、どうも秩序がない。大抵、地形にしたがって形成されているもんなんですが、ここでは擁壁を築ければ何でもアリといった感じ。しかも、擁壁が高い。造成された時期が比較的新しいのかもしれません。
斜面の中腹になまこ壁の家があった
飛び出した敷地を階段路地がグルッと取り巻いてる
全く逃げない島猫
阿多田島、完了です。
by marunouchi_no1 | 2016-10-16 15:02 | 広島県