復興の町を歩く 前橋・伊勢崎・宇都宮(群馬県・栃木県)

「全国主要都市戦災概況図」より
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/pickup/view/category/categoryArchives/0200000000/0203000000_4/00
群馬県は前橋から。ご覧のよう中心市街地はほぼ全域が戦災を受けています。


繁華街の西端を南北に貫く商業軸の北、弁天通り商店街から歩きます。

大屋根のアーケード街ですが、建物が建った時代のそのままで、とにかくレトロ感満載。

映画のセットのようです。

そして、お決まりの飲食店街へのゲートが、、、
「呑龍飲食店街」というすごい響き

このような長屋アーケードがあった。

南に下って、中央通り商店街。地元デパートのスズランの周りが商業中心かな。

銀座通りを竪町通りへ向かうあたり。戦前の町家が何軒か残っています。

繁華街の東の端から銀座通りに入るところ。


ここらは広範囲に飲食店街が広がっています。戦災復興した町だからでしょうか、路地系は少ない印象でした。

この酒屋さんは中心市街地から歩いていけるような場所じゃないですが、戦災地区を外れるとこのような戦前の建物も残っています。

高崎は、画像のように中心市街地の一部だけが戦災を受けていますが、基本的には非戦災地区が戦災地区の復興とともに発展した街。

商業軸は南北に貫くアーケード街である中央銀座です。上の画像のあたりは南の入口付近で、戦災復興の町並み。

北の本町方向へ進んでいくと非戦災地区になります。

アーケードもなぜか屋根が取り払われていて、アーケードの役割がない。架構がかなり錆びてました。

そこにデーンと鎮座して構えた「オリオン座」映画館。もう閉館して随分時が経っている様子。

ここからが本番!オリオン座を取り囲むように背後一帯は、スナックを中心とした夜の飲食店街だ!


非戦災地区だからでしょうか、クルマの入れない路地に軒を連ねている。


見応え十分の遊里です。

このように映画館の建物の裏がアイストップになっていたりしていい!

振り返ると「高崎電気館ビル」なるもう1つの映画館が出現!

こちらは、まだ営業中でした。いいでしょ、このレトロ感。入ってみればよかった。


戦前系と思われる木造の色っぽい建物もあり。

「戦災のない町」と「復興の町」が絡み合った、魅力的な町並みでした。

どんどん行きます。戦前は織物、戦後は製造業で栄えた産業町の伊勢崎。戦災は中心市街地を焼け野原にしていますが、残っているところも随所にあります。

中島飛行機から自動車メーカーに転じた富士重工の企業城下町でもあり。


本町・三光町に戦災を免れた一角。

グルグル歩いていると

怪しげな通りが見つかりました。



スナックが並び、、、


料亭系もあるから、遊里なのかなぁ。産業町だからあって当然ですが、その割に規模が小さい。他にもあるのかな?

伊勢崎を後にし、一気に北関東道を80km移動し、栃木県宇都宮市へ。
宇都宮市街に戦災のない町は既に取材済でしたが、戦災地区を歩いていなかった。旧市街の中心地は、東武宇都宮駅周辺に繁華街があります。

そこを東西に貫く商業軸が、アーケード化されたオリオン通りと、西に延長したユニオン通り。

オリオン通りはとても賑わう大屋根の商店街で、建物のファサードも時代に合わせて改修されている模様。


釜川という小川が横切っており、釜川に面する町並みが一番よかったかな。他は、飲食店街。

ユニオン通り商店街。

ユニオン通りをさらに西に歩いていくと、商業の賑わいは無くなりますが、古い町家が現れた。非戦災地区でした。やっぱりり残ってるんだなぁ。

東武宇都宮駅周辺に戻りましょう。駅周辺はとにかくディープなる遊里。

中でも大谷石の松が峰教会と駅との間が、特にディープでしたが、、、


この看板建築など数棟を残して、空き地が増えており、区画整理が進行している模様。あぁ最も早く取材しておけばよかったぁ。



宇都宮は大谷石の町。教会や石蔵は、戦災に遭っていながら見事に残っている。石壁による防火力は流石です!
by marunouchi_no1 | 2016-11-27 19:53 | 群馬県

