(岡山県笠岡市六島前浦)
10月は雨ばかりで週末は台風が立て続けに襲う始末。11月初めの連休はやっと秋晴れの予報です。連休前日遅くに岡山県の西端、笠岡に入りました。
東本町、伏越旧遊郭を経て戦後埋立地に造られた街のホテルへ。駅から徒歩20分と遠かった。
今回の島旅は、まず笠岡諸島から攻めます。笠岡諸島は、数々の島が連なるもので、過去に2回訪れていて、真鍋島と北木島は取材済み。今日は、六島と白石島を歩きます。
笠岡港発6:50。これに乗るために笠岡に泊まったわけです。
六島
笠岡諸島最南端の島。笠岡市から約15kmに位置する。岡山県の最南端でもある。島の南側は潮流の速い海峡で、瀬戸内海の大型船の航路となっている。この航路の安全を守るため、岡山県で最初に設置された灯台がある。地形は、山が海岸まで迫り、平地がなく、山裾に民家が軒をならべて建っている。かつては、瀬戸内有数の「活船(いけぶね)」(生魚運搬船)の島だった。島内のあちこちにスイセンが自生していて、1〜2月には可憐な花を咲かせる。(「シマダス」参考)
7:45 六島(むしま)湛江港着。島の北東端の岬につながる尾根上にあって、両側が海に面しています。
港には石垣による古い防波堤が見られた。
湛江地区のメインの縦道を入っていく。町並みの特徴は特にないかな。
徒歩で湛江から前浦地区へは10分弱。こっちの方が大きいかな。
六島は瀬戸内海の本州と四国のほぼ中間地点ゆえ、大型船が行き交う姿が見えます。
斜面上の集落。石垣を積んで宅地を造成し、山側に主屋の棟を等高線と平行に配置し、両側に部屋を突き出す。その特徴がよくわかると思います。
瓦は本瓦、桟瓦両方ありますが、古いものは本瓦と思われます。
笠岡諸島は島自体が花崗岩でできている。石垣の材料は幾らでも調達できます。
共同井戸だ。今は使っていないのか屋根で塞がれている(上水は引いてるかも)。洗い場は石畳み。
見事に積み上げた石垣。
斜面中腹の古い民家。冒頭書いたように、主屋が山側にあり、海に向かって両腕を出すように付属屋が付いているコノ字型。 斜面下の平地の民家。やはり外周を建物で囲んで庭を風から守っている。
六島前浦集落は良かった!
さぁ、高島を経由して白石島へ向かいます。