海界の村を歩く 瀬戸内海 百島(広島県)
海界の村を歩く 瀬戸内海 百島(広島県)
(広島県尾道市百島)
今日は午前中尾道を徹底的に歩いた後、午後に向島の歌港から百島へ渡ります。
尾道は過去2度歩いているので歩き残しているエリアはあまりないと思うのですが、なんとなく徹底感にかけている気がしていました。
画像は尾道市街に東西に横たわる本通り商店街から南へ入った路地。こういうのが尾道らしさでしょう。
久保町のスナック街。
市街地の東の端っこ、尾崎本町。海にはみ出した家並み。ここは今回初めてだ。
戻って、本通り商店街を西に見る。アイストップに洋館っぽい建物が見えますが、そこから西がアーケード街となります。
尾道は帆船時代、石見銀山で産出された銀の積み出し港として発展したと言われています。石見へ続く石見路の長江の町並み。
斜面の住宅地を登ったり降りたりしながら尾道駅の近くまで来た。おや?戦前の洋間を配したがあるぞ!掘り出し物だぁ。
↑画像は呉の両城。急勾配のひな壇といい、角に洋間を配した住宅といい、似てるなぁ。
西土堂町の斜面住宅地に登っていく。ほうら、両城に似てるよ!
クルマは入っていけない急斜面住宅地。よく見ると、両城とはデザインが違うかぁ。
本通り商店街のアーケード街。
レトロな銭湯だった建物がお店になっていた。
内部の写真撮ったら注意された。でも載せちゃう。
さて、向島を経由して百島へ向かおう。尾道と向島の間には、3つの航路があります。画像は最も東の渡船。クルマを乗っけて10分程度で着きます。さて、車乗せていくらでしょうか?
答えはなんと¥120。安いでしょ。
向島歌港から百島へ
百島
尾道市の南東約10km、沼隈半島の南約1kmにある島。標高184.3mの十文字山を頂点とし、起伏の多い山地が海岸線まで張り出して平地は少ない。島名の由来は、昔、本村地区に桃の木が多く、桃島と呼ばれていたものがのちに改まったものと伝えられる。また、以前は五十島と呼ばれたが、家数が増えたため百島と呼ばれるようになったという説もある。福田、本村、泊、海老呑の4集落がある。良好な自然条件を生かし、日本栽培漁業協会の実験施設や人工漁礁群が設置されている。(「シマダス」参照)
港のある本村地区から歩来ます。いきなり姿を現した旧百島東映という映画館だった建物。この建物の存在は事前にわかっていました。これがあるから来たようなもんですが。
中に入れるぞ!
かつての賑やかだった頃の写真。
映写室
映写室の穴から客席部分を眺めると、、、スクリーン側に妙なものが据えられている。なんだぁ。
百円入れたら光り始めた。おもしろい。
本村地区を歩く。比較的大きな屋敷が見られる。かつては、農漁村として結構栄えた印象を受けます。
今では過疎化の進む瀬戸内の島。老人ばっかりだ。
福を呼ぶおまじない。
もう1つの集落である、泊地区。
石垣がキレイ。
こんななまこ壁の見られる漆喰塗りの家もあるんだ
平坦な土地ですが、密集系漁村の集落空間は迷路のようだ。
そんな中に自動販売機がある。サインもなんにも出てないけどお店。島ではみんな知ってるので、店のサインなんか出さないのです。
百島本村を俯瞰する。対岸は沼隈半島。
by marunouchi_no1
| 2017-11-16 16:26
| 広島県
<< 海界の村を歩く 瀬戸内海 大久...
復興の町を歩く 福山(広島県) >>