2017年の暮、四国八十八ヶ所一周の旅をしています。その中で、高知と徳島の戦災復興の町を歩いたのでレポします。四国八十八ヶ所一周の旅については、下記をご覧ください。高知は城下町を前身とした都市で、画像のように中心市街地のほとんどが戦災にあっています。繁華街であるはりまや橋界隈はもちろん、西へ
向かって戦災地区が続きますが、赤くないエリアには古い町並みが残っています。まずは、繁華街から歩きましょう。
はりまや橋です。さぞ、立派な橋かと思いきやこれっぽっち。「日本三大がっかり名所」の1つなどと言われています。そこから、東西にアーケード街が広がっている。
東にのびる、はりまや橋商店街。新しそうなアーケードで、なんと木造です。非常に美しい架構だと思います。
はりまや橋商店街から発生する路地に「魚の棚商店街」という市場っぽい一角がありました。
なんと藩政時代から続いており、高知の食の台所と呼ばれていたそうです。
その先に古い町家発見。戦災地区にありながら残ったのかなぁ。
はりまや橋から今度は西側に伸びる帯屋町商店街アーケード。
わが国の戦災復興の都市には必ずと行っていいほど存在するアーケード街です。やはりアーケード街というのは復興の象徴なのでしょうか。
アーケード内の町並みはさほど面白くありません。
ちなみにこれが裏側の景。段々になっていて、こっちの方が面白い。
そして、その西端には大橋通り市場があります。両端に食の台所があるというのも、高知の特徴なのか。
年末だったので、午前中なのに多くに人々で賑わっていました。
そして、大橋通りと帯屋町通りの交差点に面して「ひろめ市場」があります。まさに食の台所で、観光客もたくさん訪れていました。
買うばかりではなく、イートインもできるのです。
さて、ここからはアーケード街の北側に広がる飲食店街を歩きましょう。画像は帯屋町1ー14付近にあった横丁。
龍馬通り高知55番街
そして、夜はネオンで彩られるクラブ&スナック街。以上が速攻探訪での復興の街でした。
ここから東へ大きく移動し、戦災を受けていないと思われるエリアを歩きます。さえんば商店街という看板建築が並ぶ短い商店街がありました。
ちょっと闇市系を感じさせる。このあたりは菜園場(さえんば)という地名で、非戦災地区でしたから、焼き出されなかった住人を対象にした闇市があってもおかしくありません。
菜園場地区を歩きます。なるほど、残っていますね。
道幅も戦災復興した街とは対象的で、非常に細い。
やはり非戦災地区には、まだまだ残っていますね。
↓画像中心市街地の西にある「玉泉町」
かつての遊郭で今でも旅館がならんでいる。