(香川県丸亀市 牛島 里浦)
本島港からすぐ隣の牛島へ渡ります。すぐそばでも定期船の本数が少なく、丸亀港からだと適切な滞在時間の便がなく、本島から往復することになります。
牛島
丸亀市の北7.7km、塩飽諸島中4番目に小さな島。里浦と小浦の2集落があり、ノリ・ワカメを中心とした養殖漁業と、瀬戸内の温暖な気候を利用した温州ミカンの栽培が主要産業となっている。とくに穏やかな瀬戸内で育った温州ミカンの味は格別だ。江戸時代には「内海の海上王」といわれた丸尾五左衛門の本拠地となっていた。(「シマダス」参照)
牛島里浦は小さな港。コリャフェリーがつけない訳だ。
集落の家々もあまりよく見えない。住人の数はかなり少ないのでしょう。
里浦地区の東側から歩きます。本瓦葺きや土壁板壁の古民家が結構見られるものの、いずれも朽ちていて、人っ気が全くない。
里浦地区の西側エリア。ココも廃屋だらけです。江戸時代に「内海の海上王」といわれた丸尾家跡もこのエリア。
寺や神社(無住ですが)があり、家も集まっている一角。島の中心の様相です。
本瓦と板壁に囲まれた心地よい空間。真ん中の空き地にもかつては建物が建っていたのでしょう。
朽ちてなければ、本島レベルの町並みが見られたはず。
屋敷構えは外周に建物を巡らす形態です。
里浦から島の反対側にある小浦へ向かう。途中、島の背尾根の辺りで「写真展」のサインがあった。集会所内ギャラリーになっていて、古写真が展示されていました。
里浦か小浦かわかりませんが、たくさんの建物があった頃の姿です。
牛島は農業と漁業の両方が生業でした。写真は小浦地区の一部で、温州ミカンを栽培していた農村の風景。
何の施設?使っているのかな。
小浦港。おそらく古写真は小浦地区だったのでしょう。沢山あった家は数軒しか残っていませんでした。 船が来るまでまだ1時間ある。集会所のギャラリーで一服して船の時間を待ちました。