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海界の村を歩く 東シナ海 小値賀大島

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(長崎県 小値賀町 大島郷)

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2018年GW前夜の4/27 21:30。博多港フェリーターミナルで、23:45発五島列島行き「フェリー太古」の乗船待ちをしている。
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フェリー太古は、博多発五島列島行きの深夜便。博多を出ると玄界灘を航行し、平戸島と生月島の間を抜けて、最初に宇久島に立ち寄り、続いて小値賀島、中通島青方港、奈留島経由して、福江島が終着である。先月、青方から福江島まで乗ったばかりだが、今日は小値賀島まで乗る
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盛んにコンテナを積み込んでいる。フェリー太古は人ばかりでなく、島への物資も運んでいるのだ。
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(google map)
長崎島攻めも今回で何回めだろうか。両手が必要なほど行ったが、まだまだ終わらない。
今回は、小値賀島(おぢかじま)の周辺の離島と小値賀島の集落が目的だ。大島、斑島、納島、そして野崎島。後半は、佐世保経由で平戸島、生月島、度島の島里を歩く。
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フェリー太古は新しい船でとても綺麗である。
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2等グリーンの廊下。
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2等グリーン寝台。上下二段の4人一部屋で、私は左下段。
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小値賀島笛吹港の大島・野崎島・六島方面町営船「はまゆう」発着場から6:50発大島行きに乗る。
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(google map)
大島
小値賀島の南西約3kmにある島。島のいたるところに火山弾が見られ、特に大型のものが多数散在するので県の天然記念物に指定されている。島の南端には縄文時代の石器類が出土した水畑遺跡がある。大島に所属する宇々島は無人島だが、享保年間から、大島住民の中で最も貧困な2世帯をこの島に移住させ、2〜3年賦役を命じて立ち直らせる自力更生の制度があり、昭和40年代初めまで続けられていた。わが国離島民俗学研究の第一人者・宮本常一なども足跡を残し、今なお若い研究者たちが訪れる。耕地も多く、農業と漁業の島である。(「シマダス」参照)
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大島へはわずか7分。海は至って穏やかだった。
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板壁と瓦屋根の味わい深い古民家だ。この集落、なかなか良さそうな予感がする。
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「至小学校」の案内の道を上っていく。
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石垣・生垣・板壁・瓦屋根。切妻平入の家が並ぶ。
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あちこちに花が咲いている場所があって、目を楽しませてくれる。グレィッシュな板壁との対比が良いではないか。
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小値賀小学校大島分校。
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小学校の高台から集落を見下ろすことができた。海の向こうに見える島は無人島の赤島。
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切妻の桟瓦葺がほとんど。年季の入った甍並みと新緑がいい。
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石垣は、一見して溶岩が固まってできたとわかる玄武岩が使われている。小値賀島は六島を除いて皆火山性の地形である。画像は切石とゴロタ石の組み合わせ。
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ツツジが満開。海の先にあるのは小値賀島。
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ガジュマルだろうか→どうやらエノキらしい。
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島は風が強いから、防風対策がなされる。高い生垣や付属屋で屋敷を囲っている。
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大島は漁村であると共に農村でもある。各敷地で庭を持つため密集することなくゆったりとしている。
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港近くの屋敷は石垣が立派。傾斜地であること、防風が理由か。
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防波堤から集落を眺める。集落は割と平坦なので家々の姿は見えない。
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小値賀島笛吹港への船は8:50発。船着場に多くの人が集まって来た。7:07発の1便はガラガラだったので、2便で小値賀島へ出かける人が多いのだろう。
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by marunouchi_no1 | 2018-04-27 21:46 | 長崎県  

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