2018年末、淡路島と徳島県の山岳集落「天界の村」を歩く予定だったが寒波襲来、日本海側中心に大雪警報が出た。いつもなら構わず出発するところだが、どうも気が乗らずキャンセルした。2019年は「新・天界の村」をやろうと思っている。いわゆる中央構造線沿いに分布する天界の村を動画で再取材するのが目的。やはり、東から西に向かって順番にやりたいという気持ちが根底にあるんだろう。

家で溜まったサイトアップ作業でもしようかと思っていたが、関東地方はいい天気が続いていて、やっぱ出かけたい。ということで、千葉県の離島に行くことにした。
鴨川市太海の沖合200mにある「仁右衛門島」こんなところに離島があるとは、私も最近知った。橋が渡っておらず、しかも有人島、渡船もある。となれば行かないわけにはいかない。
千葉県鴨川市太海の海岸から200m沖合にある島。風光の美しさと、源頼朝や日蓮聖人の伝説で知られ、千葉県の名称と、新日本百景の地に選ばれている。島の名は所有者平野仁右衛門氏にちなむ。明治維新前夜、黒船来航の際には法大が築かれていたという。夏涼しく冬暖かく、四季を通じて花の絶えることはなく、金銀針茄子という珍しい植物も自生している。島へは手漕ぎ船で渡り、磯遊びや磯釣り、海水浴などが楽しめるほか、頼朝のかくれあなや島の指揮をうたった句碑など、見所がたくさんある。(「シマダス」参照)

仁右衛門島には代々「平野仁右衛門」さんの1世帯だけがある、全島私有地。太海浜港から手漕ぎ船で渡る。
モーター音がなく水の音だけがする手漕ぎ船は、とっても新鮮な体験。それでして目の前の島に渡るだけなので、ディズニーランドのアトラクションのようでもある。

厚い雲が横たわり、空だけが明るいので、妙に幻想的だ。「アジが泳いでるよ」と船頭さん。外海とは思えぬ凪で水が透き通って綺麗だ。

5分で着いた。ここで1人1350円の入場料を支払う。もちろん往復の船代込み。

土産物売り場を通り抜ける。ここで食事もできる。

仁右衛門島から太海浜港を見る。この島が港のフタの役割をしているから、水面がなおさら静かだ。

島から東側を望む。鴨川の旅館街から小湊、岬の向こうは勝浦。

江戸時代に祀られたという逢島弁財天。

太海浜の集落。ホント手が届くような近さ。

島の真ん中の高所に一軒の家がある。平野仁右衛門宅。砂岩の石垣に囲まれた島主の屋敷地である。
主屋は1704年に建て直されたものだというが、そんなに古くは見えない。
奥庭への入り口。

奥庭と住居。初代の平野仁右衛門は鎌倉時代という。

神楽岩という日蓮聖人霊地。

島の周りは磯が美しい。

源頼朝かくれあな。1180年石橋山の戦いに敗れた源頼朝が安房に逃れて来た時、夜襲を避けて身を潜めたと伝えられる洞窟だ。

馬蹄岩。

仁右衛門島にはいたるところに水仙が咲き乱れている。

仁右衛門島は期待を裏切って、大変いい島だった。関東在住の方は一度行かれると良いだろう。静かなこの島の磯部でボーッとするのもまた良さそう。
実はドローンを持って行ったのだが飛ばさなかった。あまりに静かで、注目を浴びるのが嫌だった。ドローンって場所選ぶんで難しいなぁ。

さて、対岸の太海浜の集落を歩く。密集系漁村となれば歩かないわけにはいかない。この紅澤館という旅館は文人ゆかりの宿だそうで、前に旅番組で見たことがある。

岩の上に家が建ってる!

真っ白に固められた石垣と塀。

太海浜の集落は急斜面密集系。そこへ登っていく。

中腹には細い路地が続く。

古そうな家

仁右衛門島と同じ砂岩でできた石垣。

石垣と石階段。
プチ島旅おわり