海界の村を歩く 太平洋 大神島

伊良部佐良浜集落の取材を終えたら急に雨が降り出しました。できれば島の南東部も巡りたかったのですが、雨足強く気が乗りません。北東端に近い島尻港へ早めに移動し、クルマの中で雨が止むのを祈ります。
14:15発の大神島行き渡船に乗ります。

大神島宮古島の北部、島尻漁港から約4kmにある、標高75mの円錐形の小島。古くから宮古諸島に暮らす人たちの崇敬を集める「神の島」とされ、信仰と祭祀を大切にする暮らしが受け継がれている。民俗行事の「祖神祭」は島外の人々には観ることさえ許されず、なお神秘の島ともいわれている。また、島内には御嶽も多く、集落以外大部分は祖神が宿るとされる聖地なので立ち入りには注意が必要。半農半漁の生活を営んでいるが、保存食として生まれた「干ダコ」は注文に応じきれないほどの人気。離島の池間島の海んちゅ(漁師)の多くは大神島の出身者だったともいわれている。(「シマダス」参照)

大神島の集落は港から離れたやや高所にあります。取材したいのですが、雨風が強くレンズがすぐに濡れてしまう。まず一番高い「遠見台」へ登って雨が弱まるのを待ちます。
遠見台から麓の集落と港を見下ろす。風が吹き上げてくるので、傘が役に立ちません。
遠見台への登山道の入り口にあった井戸。集落の一番高所です。雨は弱まりそうにないので、取材を開始します。

大神は小さな集落で、家の数は10軒くらいでしょうか。
木造瓦屋根(セメント瓦)の伝統様式が2、3軒かな。建具の木もいい感じ。
↑こちらのお宅がいい感じでして、四周の写真を載せてしまいました。

壊れた家も周りにあったので、かつての集落はもう少し大きかったのでしょう。

集落と港の間にあるコミュニティセンター。
動画編で映っているわんちゃんは、船が港に着いた時からあちこちで出会いました。島紹介のサイトにも出てました。島のマスコットのようです。
ノッチ?と呼ばれる奇岩の場所。

港に戻ったら雨が止んできました。動画取材にもう一度集落へ行こうか。
by marunouchi_no1
| 2019-02-16 21:00
| 沖縄県