
「海界の村を歩く」での沖縄最後の島、多良間です。
多良間島は、宮古島と石垣島のちょうど中間にあります。
多良間島へは、宮古島からしか行くことができません。飛行機か船です。

飛行機は琉球エアーのプロペラ機。

1時間足らずで多良間島に到着しました。

多良間空港。飛行機を降りるとターミナルビルまで歩いて、ビル内を簡単に通り過ぎる。飛行機降りてから3分で空港を出る。この感じが離島に来たという気分にさせてくれます。
多良間島宮古島の西67km、石垣島の北東35kmにある隆起サンゴ礁の島で、今なお隆起している。北側の標高34mの八重山遠見台を最高点とした円形の平坦な地形で、南へのなだらかな傾斜は沖合い300〜1000mまで延びるサンゴ礁へ続く。島の北寄りにほぼ一体化した仲筋・塩川の2集落があり、住宅や主要施設はこの地区に集中している。この周辺にみどころや史跡も多い。島全体によく整備された圃場がひろがり、ほぼ一直線の農道が島中央部を東西に走っている。主産業はサトウキビ栽培で、単位面積収穫高は沖縄一を誇っている。このほか肉用牛の生産も行われ、のどかな牛の放牧風景も見られる。島の海岸線を防潮林取り囲み、集落の抱護林御嶽を取り巻く森など貴重な植物群落が多い。また、民俗芸能が継承され、なかでも琉球王朝文化の流れをくむ豊年祭「八月踊り」(国指定無形民俗文化財)は、今や多良間島でしかみられない組踊りが奉納されるとあって注目を集めている。(「シマダス」参照)
空港を出ると迎えに来ているクルマに何人かが同乗させてもらっています。のどかだ。そして、レンタカーを頼んでいた民宿 クロスの島丸宮さんがやってきた。「沖縄の離島で最後なんですよ」と話したら「そういう方多いですね」と言われました。リゾートやレジャー施設がないので観光客はほとんど来ないそうです。泊まり客は仕事の方主体。

前泊港。宮古島平良港からフェリーで来るとこの港に着きます。

琉球海運のコンテナが積まれています。こういう風景も離島ならでは。

島には集落が1箇所、以外はサトウキビ畑か牧場です。

ムシャムシャ

普天間港・多良間漁港。

多良間集落の中心地。スーパマーケットがあります。

まずは腹ごしらえ。丸宮さんの隣の店でお蕎麦を食べよう。だが引き戸が開かない。「←玄関からお入りください」と書かれている。玄関できつ脱いで上がりこむと、、、

食堂になっていました。民宿もやっておられるみどりや旅館。

焼きそばを食しました。太く平たい麺とスパムやピーマンが美味しい!

多良間集落の目抜き通り。

多良間島も宮古島や伊良部島と同様で瓦屋根の木造民家があまり見られません。昭和34年の台風で被害を受けたのでしょうか。しかし、味わい深い鉄筋コンクリート造の家並みもいいものです。画像のように日射を遮る深いバルコニーを備えた民家は沖縄ならでは。

しっとり


珊瑚石による石塀。

商店

やっと見つけた瓦屋根の民家

嶺間部落公民館

碁盤目状の町割りなのでジグザグに歩きます。

黄色い花が綺麗

所々にヤギがいます。空港の駐車場にも木につながれたヤギがいました。そっちは観光用だそうです。

ピィトゥマタウガン。塩川字の八月豊年祭を催す場所です。八月御願はここを出発して地区内の各御嶽を参拝し、豊年の感謝と祈願を捧げた後、ここに戻って余興を演じるそうです。空港のモニターに祭りの様子が流れていました。

新しいお店?

図書館や多良間島小学校に通じる道。

多良間村役場。

八重山遠見台

右の石垣が古い遠見台。タワーは展望台。

展望台から多良間島の北にある水納島(みんなじま)を臨む。ここは有人島ですが定期船はありません。行く際はチャーター船(往復3万円)で渡るしかない。しかも、海が荒れたら渡れません。今日の天候では無理です。

多良間の集落。平らですね。

また風雨が強まってきました。ドローンを飛ばしたかったなぁ。そして終わっちゃった。なんか寂しいです。いずれまた、水納島目指して訪れる日が来るかな。