
(津久見市 保戸島)

豊後水道西側沿岸の旅、最終日となりました。さて、初日に渡れなかった無垢島にリベンジするか、諦めるか。仮に無垢島に行くとなると、日曜日ダイヤのため、超小さい集落に7時間滞在する羽目になります。初日であればおろか、流石にその気力はもう残っていません。
ということで、保戸島再訪を選択しました。保戸島は数年前に訪れて大変感動した集落でして、その時動画撮影もしています。今回は是非ドローン撮影をしたいと思います。
保戸島に渡る前に、四浦半島の付け根にある津久見と四浦半島の集落を初日に歩いているので、ここでレポしましょう。

津久見には石灰の採石場と大きな太平洋セメントの工場があります。であれば、工場門前町として飲屋街が充実しているはず。しかし、ぱっと見では商店街しか見当たりません。ところが、その裏路地にコアなスナック街が形成されていました。ここは駅前地区ですが、工場近くにもおそらくあるんでしょうね。

四浦半島の北側に伸びる枝にある赤崎集落。大きな切石を積んだ石塀を巡らした屋敷がありました。

門もちゃんと構えている。名主クラスの家でしょうか。

四浦半島の先端にある間元集落。画像の白い集落は、間元海峡を挟んで浮かぶ保戸島です。すぐそばで泳いで渡れそうな距離ですが、橋はなく、定期船は津久見港から出ます。したがって、ここまで来ているのに、一旦津久見まで20km戻らなければなりません。

間元集落は海岸に面した石積みが特徴的。防風か防潮かはわかりません。

この集落には柴田海産物店というヒジキ加工場がありました。大潮の時期で浜に沢山のヒジキが打ち上げられるそうで、それを採って乾燥させていました。
保戸島津久見港から14km、豊後水道に浮かぶ島。標高179mの遠見山を頂点に急傾斜地が海岸に迫り、北と南東側の海岸線は絶壁で、ほとんど平地がない。集落は西側の斜面に密集している。島名は、承平年間(931〜938)の百科辞書「和名類聚抄」にある「海部郡穂門郷」の名を継承しているという。江戸時代には佐伯藩の勘場や遠見番所が置かれていた。明治23年ころから始められた遠洋マグロ漁業は今では年間100億円の水揚げがあり、一大マグロ基地となっている。日豊海岸国定公園に指定され、美しい砂浜や奇岩が点在している。平成13年度よりモデル事業としてブルーツーリズムを実施している。(「シマダス」参照)

さて、いよいよ最期の島旅の保戸島です。津久見港から25分。昼前の便が保戸島滞在1時間半で折り返しますので丁度良い。
港の防波堤から念願の保戸島ドローン撮影開始です。

保戸島の中心集落。

保戸島の南に伸びた串ケ脇地区。

中心部を上から!
ところがあまり新たな感動がありません。そもそも立体的だから空から撮っても印象が変わらないのかなぁ。

ここにも猫ちゃん

中心部から串ケ脇地区へ伸びる町。この画像の道は実はれっきとした県道でして、横方向(海岸線に平行)のメインストリート。店が並んでいます。

建物の下をくぐる道。

保戸島は遠洋マグロ漁業で財を成した家々が多く、かなりの割合で鉄筋コンクリート造3階建て以上の建物です。一方で僅かですが、木造民家も残っています。

この木造民家は旅館です。

海徳寺の境内から眺めた斜面上密集系集落は圧巻!

超広角のソニーアクションカムを胸につけて歩き回ります。


すごいでしょ!

すごいすごい、やっぱり凄いぞ保戸島!

保戸島集落は密集系漁村集落として、わが国でベスト3に入りますね。改めて感動しました!