(南アルプス 遠山川:長野県)
「海界(うなさか)の村を歩く」と題して島里ばっかり歩いている万訪が「今度は山里ですか?」と思われる方も多いでしょう。サイトやブログを前からご覧の方はお分りだと思いますが、集落町並み探訪家・野村万訪の原点は「天界(あまさか)の村」、つまり山岳集落にあります。その詳細は、2003年に始めたサイト・集落町並みWalkerの「日本美集落探訪・天界(あまさか)の村を歩く」で詳しく語っていますので参照ください。
この記事をまとめたのが2007年です。その時も動画を撮りましたが、いかんせん当時は画質が悪く手ブレもひどい。あれから12年経ち携帯しやすい動画撮影の機材が整った現在、海界の村シリーズと同じクオリティで天界の村を撮りたいと思うようになりました。そろそろ海界から一旦抜け出したいという気持ちもあるのかな。
(中央構造線と西日本)
「天界の村」とは何か。ふつう平地に住まうはずなのに山の中腹に住まう人々がいる。絶海の孤島に桃源郷を求め渡り開拓したのと同様、山奥の谷から駆け上った山の中腹に居を構えて開拓した集落もあるのです。それを私は「天界(あまさか)の村」と呼び、30余年前から追いかけてきました。その結果、一部の例外を除き、関東山地から紀伊山地・四国山地を経て九州山地に至る、いわゆる西日本を縦断する中央構造線周辺に「天界の村」が多く見られることがわかりました。
(関東山地 南牧川:群馬県)
そこで今回、「天界の村を歩く2」と題し、関東山地から九州山地へ向かって、山岳集落を再び歩いて歩いて歩きまくり、このブログとYouTube 動画にて配信をしていきたいと思います。
(南アルプス 天竜川:静岡県)
もちろん今まで通り「海界の村を歩く」シリーズも続けますが、有人島1/3を残したところで、ちょっとだけペースを落として、「天界の村を歩く2」をスタートします。
(関東山地 峰谷川:東京都)
各山地を川(谷)ごとに紹介していきます。その第1弾は、
「関東山地〜南アルプス」
です。まずはYouTube で予告編を作成しましたのでどうぞご覧ください。