2018年 02月 04日 ( 2 )

 

海界の村を歩く 太平洋 初島

d0147406_19510714.jpg
(静岡県熱海市初島)

熱海港から高速艇でわずか25分、初島は相模湾に浮かぶ小さな島です。
d0147406_20000786.jpg
「箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ」と源実朝の和歌にも詠まれた、東西約1km、南北約600m、熱海港から約10kmの相模湾に浮かぶ小さな島。海岸線には松林が連なり自然環境に恵まれる。古くからアワビ、イセエビ、イサキなど豊富な海産物とジャガイモ、ダイコンなどの農産物によって生活が営まれてきたが、近年は離島ブームなどで島を訪れる人も増え、観光業が中心になってきている。(「シマダス」参照)
d0147406_20001575.jpg
上図のように簡単に一周できる小さな島で、北側に漁港と集落が一つ形成されています。そして、エクシブ初島クラブと初島バケーションランドなどのリゾート施設があります。
d0147406_20070125.jpg
観光客の目当てはこれらのリゾート施設がほとんどで、釣り客が5パーセントかな、集落目的は当然私一人。
d0147406_20083376.jpg
熱海からの旅客船が大きく見えるほど港はこじんまりしたもの。初島バケーションランドは1964年の高度成長期の観光ブームに乗っかって富士急が開発した施設。初島クラブはバブル期に建てられたリゾートホテル。初島クラブの方はその後経営破綻して、現在はエクシブが会員制コンドミニアムとして営業しています。静かな離島が、戦後の二つの好景気で開発された島ということ。
d0147406_20174353.jpg
港から時計回りに島を一周する通りには飲食店が並んでいます。食堂通り」というそうで、海鮮丼など島ならではの新鮮な海の幸を食すことができる。
d0147406_20181771.jpg
海岸線から約5mくらいの崖線を上ると集落のレベル。画像は途中から眺めた食堂通りの家並みの屋根。
d0147406_20172160.jpg
初島小中学校。立派な校舎でした。確かに集落には子供達が結構いましたね。
d0147406_20204399.jpg
初島小中学校の校歌ですが、なんと、阿久悠作詞、三木たかし作曲です
「地球の丸さを知る子供たち」
d0147406_20233327.jpg
d0147406_20230451.jpg
集落は、1998年版シマダスデータで、175世帯・266人。港近くの平らな場所に密集しています。
江戸時代からの家は41戸あるそうで、観光化される前までは、その41戸が増えもせず減りもせず維持されてきたそうです。
d0147406_20275875.jpg
集落内のパブリックな通りにはブロックのペイブメント施されていて、家々が所狭しと並んでいます。ほとんどが戦後の住宅スタイル。
d0147406_20291147.jpg
ちょっと古そう。
d0147406_20300407.jpg
d0147406_20451237.jpg
「飲物自動販売機センター」という看板がついた建物。かつては店だったのかな。
d0147406_20453452.jpg
子供達が遊んでる集落はやっぱ活気があっていいです。
d0147406_20465407.jpg
d0147406_20473082.jpg
初木神社
d0147406_20475575.jpg
井戸タンクの上に島で採れた岩のりが干してった。子供たちがどこの岩で採ったのか教えてくれました。
d0147406_20493172.jpg
観光化されてますが、集落内は素朴な漁村の風景。
d0147406_20502524.jpg
集落の後ろに切り立った崖線を上ります。
d0147406_20521965.jpg
d0147406_20522193.jpg
崖線の上はフラットのなっていて農地が広がって、作業小屋が点在していました。
d0147406_20535872.jpg
漁港前にある初島漁協スーパーマーケット。
d0147406_20544310.jpg
島の集落はゆっくり2周歩いても1時間で十分。時間つぶしで、古くから天草を栽培し島の名物となっている「ところてん」を食しました。
d0147406_20564554.jpg
ここ単独で来るほどの島里ではありませんが、熱海の町歩きと合わせてみてはいかがでしょう。

by marunouchi_no1 | 2018-02-04 19:48 | 静岡県  

遊里を歩く 熱海

d0147406_17335308.jpg
(静岡県熱海市中央町)

冬の土曜日の夕方、思い立ったように東海道新幹線こだま号に乗りました。行く先は熱海。東京駅からわずか45分のスパリゾートです。
熱海は近世から有名な温泉場で、近代になって保養地として発展した街です。平地の少なく斜面に都市が形成されていったので、独特な空間が形成されています。
d0147406_17353617.jpg
旧市街は海に近い平地にあり、一方熱海駅は斜面の中腹にできたため、駅から旧市街に向かって、近代的な街が展開します。ワインディングロードに沿って建物が建っている感じ。モナコみたい!
d0147406_17411339.jpg
d0147406_17411492.jpg
中心繁華街に流れる糸川沿いには、「あたみ桜」が、狂い咲きならぬ早咲き。すでに9分咲きに近い。
さて、温泉地とは遊興の地でもあります。中央町の旧レッドライン地区へ。
d0147406_17473672.jpg
おぉっ!こってりした戦後モルタル看板の遊里建築だ。
d0147406_17492267.jpg
土曜日だからでしょう、ちょっとネオンの数が少ない。
d0147406_17510903.jpg
遊里には必ずあるタクシー会社のステーション。その建物も遊里建築でした。
d0147406_17540327.jpg
銀座通り商店街。前に行ったことのある「釜つる」という干物屋さんがやってる飲み屋で一杯飲みました。
d0147406_17552449.jpg
今宵は熱海泊といきたいところでしたが、にわか計画で、いい宿が残っていなかったので、丹那トンネル越えた三島駅前に泊まります。
d0147406_17571373.jpg
日曜日の早朝、正規の探訪開始!
d0147406_17581129.jpg
d0147406_17581277.jpg
熱海駅から中心繁華街へと向かう玄関的存在の仲見世商店街。となりの平和通り名店街とともに、よく見ると結構いい町並みです。(帰りはものすごい人でごった返してました)
d0147406_18144742.jpg
平和通り名店街を出たところにあるビル。円弧を描きながら下って行く道路線形に沿って建てられた長屋ビル。
d0147406_18150768.jpg
ソリッドでしょ!
d0147406_18155210.jpg
d0147406_18155330.jpg
この町並みは素晴らしくイイね。熱海ならではといってもいいでしょう。モナコみたいに公道レースとかやったら面白いんだけどなぁ。
d0147406_18172969.jpg
昨夜も撮ったヘアピンカーブの町並み。
d0147406_18184659.jpg
駅から下ってきた咲見町通りと中心市街地の目抜き通りである銀座通りとの交差点。そこにランドマーク的存在である和菓子屋「ときわぎ」があります。
d0147406_18214756.jpg
銀座通りは海に向かって一直線。
d0147406_18223108.jpg
咲見町通りを先に行くと糸川。あたみ桜まつりです。
d0147406_18234749.jpg
さぁて、昼の中央町を歩きましょう。
d0147406_18244646.jpg
一見してそれとわかる旧レッドの建物たち。
d0147406_18254379.jpg
こういう左右非対称なデザインも珍しい。
d0147406_18274114.jpg
d0147406_18274368.jpg
素晴らしいですね!
d0147406_18274459.jpg
これは、遊里建築のモダニズム版でしょうか。
d0147406_18285288.jpg
そうか、あのタクシー会社の建物は、アイストップに位置していたんだ。
d0147406_18295940.jpg
d0147406_18300070.jpg
中央町の町並み。建物は全て戦後でしょう。
d0147406_18310780.jpg
さらに南(伊東方面)へ進んで行くと初川があり、面して「熱海芸妓見番所」がありました。歌舞練場を併設しています。
d0147406_18343732.jpg
熱海港から眺めた街。斜面上に展開し折り重なる都市の風景。
ここから一旦初島往復して、町歩き再開します。
d0147406_18362492.jpg
海岸線に近い渚町。銀座通あるいは中央町の先にあたる平坦な場所で、埋立地に形成された新地でしょう。
d0147406_18393281.jpg
d0147406_18393477.jpg
国道135号線の上り下りの間の町で、なぎさ仲通りに沿って町割りがされています。その中一角に「渚発展会」というディープなエリアがある。
d0147406_18430918.jpg

d0147406_18431142.jpg
ここはまさに新地。かつてはブルーラインだったそうです。そげな建物が密集する。
d0147406_18442046.jpg

d0147406_18442226.jpg
なぎさ仲通りから海岸通りに向かう4本の細い道が夜の飲食店街。
d0147406_18452854.jpg
d0147406_18452992.jpg
d0147406_18453098.jpg
d0147406_18453216.jpg
いいですねぇ。こういう町並みに癒されるのは私だけ?
d0147406_18462582.jpg
d0147406_18462724.jpg
その中にある南風食堂という店でランチ。
d0147406_18472079.jpg
中心市街地には多くの観光客が。あたみ桜まつりのせいかな。
d0147406_18481363.jpg
d0147406_18481457.jpg
銀座通り商店街を山の方へ歩いていきます。ここも昭和でモダンな町並みだ。
d0147406_18492367.jpg
d0147406_18492474.jpg
咲見町通りとの交差点を越えると坂道の勾配がきつくなっていく。
ここは源泉・熱海七湯のひとつ大湯間歇泉。現在は電動じかけで、4分おきに吹き上げます。
d0147406_18515458.jpg
湯前神社横の「大湯日航亭」。日本航空とは関係ないです。やっと古そうな建物に出会えた。
d0147406_18542744.jpg
いよいよ斜度が増す。階段路地を上る。
d0147406_18550504.jpg
見晴らしの良いところに出ました。大きなビル状のホテルは邪魔ですね。海が見えない。
d0147406_18563828.jpg
糸川沿いに下って行く。糸川沿いは古い建物や寺があって、熱海の古い町並みの一つになります。
d0147406_18581978.jpg
d0147406_18582133.jpg
こうして糸川に出っ張って立ってる。土地の少ない熱海ならではですね。



by marunouchi_no1 | 2018-02-04 17:22 | 静岡県