熊本を襲った直下型地震=熊本地震が発生したのは2016/4/14。8ヶ月が過ぎて今まさに復興を始めたところ。私が今回歩くのは、戦災復興の町です。

加藤清正が設計した熊本城。被災したため立ち入りが制限されていますが、加藤神社まで入ることができます。加藤くんと天守。建物は瓦をのぞいて大丈夫そうですが、石垣は内側に崩れたそうです。20年かかる復旧を見守りたいと思います。

熊本で戦災を受けたのは、中心市街の7割くらいでしょうか。現在の中心商業地の新市街から下通町、かご町辺りは戦災を受けていますが、熊本駅周辺、新町古町、上通町辺りは非戦災地区です。

非戦災地区の電車道にある戦前のオフィスビル。地震の被害はなさそう。

非戦災地区の古町。碁盤目状の区画は城下町形成時からのもの。旧第一銀行熊本支店は傷んでなさそう。

だが、画像の西村邸はじめ、木造の古民家がことごとく熊本地震で被災している模様。

新町電停のこの洋風の商家は大丈夫。

しかし、新町のこの薬問屋松花堂は、、、

震災前に訪れた時の写真。なんとか修復して蘇ってほしい。


非戦災地区の新市街から下通町にかけて歩きます。

戦後の闇市で形成されたと思われる玉屋通り。

この右手の建物は改修だよね。

木造建物たちだけど、地震の影響はなかったみたい。屋根がトタンで軽いからかな。

栄町通りに面するビルとビルの隙間に形成された横丁。とても営業していると思えない。

下通商店街アーケード
もうすぐクリスマスだ
活気があります

三年坂通りの熊本ビル
一見してディープこの上ない感じ

通りから直接急な階段が一直線に上がってる。

団地みたいに階段室に面して店が付いており、横移動する廊下はありません。三階は階段室ごとお店のカラーリングになっていたぁ。

駕町通りのセントラルビル
村野とうごさんぽいデザインだ

スナックビルはこのように、通りに面してオープンな通路があって、両側に店が張り付く

武蔵ビルというレトロなビル。

通りに面してオープンな廊下は、向こうの通りまで貫通していた。こういうのって、銀座が発祥なのかな。右手の喫茶店に入っていっぷく。

うーむ、店内もご覧のように超レトロ。地元の旦那衆が入れ替わり立ち替わり出入りしてた。

さぁ、もう1つの非戦災地区、上通町を歩きます。北へ伸びる商店街のアーケードは下通地区とあまり変わりはしない。裏手の町がちょっと違うかな?

アーケードが終わるところに、あったぁ!
木造の町家。間違いなく戦前です。

あるある!


坪井町の町並み。地震の被害はややありそうですが、新町古町のほどではない感じ。

熊本電鉄藤崎前駅からまっすぐ南へ歩く。上通町アーケードの一本東側の道です。ここにも古い町並みがある。

それらの建物がオサレなお店に使われている。

界隈性が魅力になっているのか。こういう商業地での古い建物の活用は、今各地で見られます。熊本では下通町がそのスポットとして人気を集め始めているようでした。